northmaoのブログ

脳出血、教師のことが多くなりますが、基本徒然ならままに…。

明るい脳出血2

 さて、病院に担ぎ込まれたのですが、家から徒歩25分くらいの近い脳外科でした。着替えたワンピースもネックレスも素早く取られてその手際の良さに感心してました。そして、CTやMRIなどの検査があり、点滴をさされ集中治療室へ。そして導尿などの管、バイタルサインを見る検査の線などを朝に胃ろうもして、線だらけでした。その間ずっと意識がありました。…なされるがまま。そこで数日過ごすことになりました。

 まずは、その日の夜。右手と右足に、違和感が…。いたたまれないような疼きがあります。例えるなら、正座などを長くして痺れ、強烈に痺れていたのが、徐々に治っていく最中の疼くような気持ち悪さです。そう言う感じの強烈ないたたまれなさです。今から思うと徐々に神経がつながらなく途上だったのですね。というわけで、その疼きのあまりのいたたまれなさに足をバタバタさせていたのか、自然と動いてしまうのか、とうとう注意されます。それは、男性の看護師でした。

「じっとしないと死ぬよ。」というようなことを言われたように思います。動いちゃうんだもんと、むっと言い返した覚えがあります。でも、考えてみれば、私の出血は脳幹部で呼吸や心臓などの生命維持を司る所です。痛くはないのですが確かに命に関わるところが出血していたのです。でも、本人は至ってそんな危機感はなく、その看護師さんを怖〜いと思っていたのでした。ハハハ

 不思議なことにそういう時というのは時間感覚が鈍感になり、寝たままでも意外と精神的に追い詰められずに過ごすことができ、ジィーッと目まぐるしく動き回る看護師さんや他の病人たちのことを眺めていられるものです。脳腫瘍の若い方もいました。自分のことは置いておいて気の毒に思いました。