northmaoのブログ

脳出血、教師のことが多くなりますが、基本徒然ならままに…。

明るい脳出血1

 小学校の先生をしてました。4月。子どもと1週間。コロナでお休みになってしまいました。仕方ない。この機会に名前と顔と教室を完璧にしてやろう!と思ってる矢先、脳出血になりました。それから4ヶ月の入院。やっぱり退職しました。でも、明るく楽しい入院生活でした。その顛末を。へへへ。

 さて、その日は、先生たちも、自宅研修をして、半分ずつの出勤を取り、自分の身も守ろうということになっていました。教育書を読んだり、教材を考えたりして過ごしている時、左目がチクッとしました。目を軽くこすり、でも目じゃないんです。もっと奥なんです。今思うとその時血管が切れたんですね。でも、その時はあれっ?と思っただけ、それだけのことでした。

 仕事の拘束時間も終わり、近所のショッピングモールで友人に会い物をもらう約束をしていました。自転車に乗り、友達に会い、物を渡してもらい、仲良しさんですがこのご時世、お茶もせずにすぐに別れました。その時ちょっと胸がムカムカするなぁと思いました。でも、ものの1分ほどで治まり、携帯の契約があったのでお店に寄り、タブレットにサインをしたのです。私は、書道もペン字も師範の腕前なんですが変な字です。ここもあれっと思ったのですがタブレットだからかなぁ?とこれもスルー。また、店員さんと話している時も少し口が回らない気がしました。それと自転車に乗ると右足がペダルから何度か外れました。自転車の調子が悪いなあとこれもスルー。自転車置き場で自転車を私の置き場所、上の段に持ち上げ、家に入りました。そして、夕飯を作ろうとした時、やっぱり口に違和感があるような気がしました。これには鈍感な私も変だと気付き、鏡を見てみました。歪んではいない気がします。声を出してみました。やっぱり変です。やばいっ!と思い子どもを呼びました。二十歳を超えた大学生です。呂律が回らないなど事情を話しこれは脳だと思ったので、病院に付きそうように言いました。子どももそれはやばいよと言いつつタクシーを呼んでくれました。私はと言うと、ダッシュでワンピースに着替え、化粧をし、玄関から出ました。鍵をかけたところで座り込み動けなくなりました。子どもは、慌てて救急車を呼び、タクシーを断り、唖然としてるところになんと夫が帰ってきたのです。ほんの数分のことだったと思います。座り込んでいたものの携帯で夫に事情を伝えようとしていたのですが、右手が動かず、字を打てず、動く左手ではうまく打てないのです。しかも、右手では携帯も持てないのです。字など打てません。夫がそこに帰ってきたのは本当にラッキーでした。帰る時間もまちまちな夫がこのタイミングで。

 それから救急車がすぐに来て、夫が付き添ってくれました。私も夫が来たことで安心し、夫と子どもに持っていた財布、つまり保険証やキャッシュカード、現金を渡し、暗証番号などを教えました。そして、脳外科へと運ばれたのです。

明日に続きますね。