northmaoのブログ

脳出血、教師のことが多くなりますが、基本徒然ならままに…。

明るい脳出血8

 リハビリは、起き上がることから始まりました。手を使えても起き上がれるない人もいるのですが、腹筋の違いでしょうか?私は、スポーツもさしてやらない人間でしたがとにかくずっと立っていて細々動くことの必要な教員だったので基本的な動くための筋肉がしっかりしていたのかもしれません。ベットの柵をつかんで起き上がる人もいる中、何もなくても私は起き上がっていました。でも、確かに右側の腹筋はあまり無いようで、左側の腹筋のみだったので右足を高めに振り上げ勢いを付けて起き上がってました。恥ずかしながら、元々腹筋がなく、普段から足を振り上げていたのでまずまずといったところでしょうか。

 リハビリの先生は、その起き上がり方ではなく、横向きになって身体をくの字にし左手を使っての起き上がり方を教えてくれました。なるほど、起き上がりやすいと思ったものです。あの頃は、確かに起き上がることだけでも、今までより自然なことではなく気合を入れてする行為でした。

 次は、靴を履くことでした。これがなかなか1日目はなかなか履けず驚きました。立つことができないので、自分の体重で靴に足を押し込んでいることが理解できました。二日目からは、足を組んだり、絡めたりして靴を履くことが上手になってきました。靴を履く。こんな普通にできた、普通の行為がとても尊く感じました。歩けなくなるとことなどにはありがたいことなんだなぁと健常な頃から思ってはいたものの、こんな他愛無い靴を履くという行為。嬉しかったです。